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2010年 08月 23日
8月22日10時から、柴田美穂子さん、そしてレジデンスアーティストの小山田徹さんを講師に、お料理教室を開催。このたびの3名のアーティストの出身地にちなみ、鹿児島と青森とを、お料理で<ツナグ>企画。
どちらも代表的な「おふくろの味」を、ということで献立はこちら・・・ ◎ご汁(鹿児島) ◎けの汁(青森) ◎おにぎり(玄米、十五穀米、白米の3種のおにぎり) ◎はなつまんだご(鹿児島) 「ご汁」の「ご」とは、「豆」のこと。こちらは夏の精進料理で、お盆の時、大勢が集まって食べるそうです。 大豆の水煮と乱切りにした野菜(にんじん、かぼちゃ、蓮根、里芋)、生シイタケ、昆布、きくらげ、こんにゃく、筍、油揚げが入り、材料を煮込む前に油で炒め、味噌で仕上げます。 青森でも「ご汁」があり、「ご」は同じく「豆」のことをいいますが、大豆をすりつぶしてお味噌汁に入れるもの。 「けの汁」は「粥(かゆ)の汁」がなまった言葉。粥は米のことで、野菜を米のように細かく刻むことから、名付けられたそうです。冬のお料理で、小正月(女正月)にお嫁さんが実家に帰る時、家族のために作り置きをしたもの。 野菜(にんじん、ごぼう、大根)、山菜(蕗、わらび)、干シイタケ(水で戻したもの)、昆布、油揚げなどを賽の目に細かく刻んだもの、これに大豆または金時豆が入り、味噌で仕上げます。 今回は、小山田家の味、ということで、小山田家に伝わる自家製の麦味噌。青森は津軽味噌の白みそを使用。 ご汁の鍋 けの汁の鍋 こちらは、「はなつまみだご」という白玉だんご。お水の代わりに、木綿豆腐を一緒に練りこみました。まゆ玉の腹の部分を、きゅっとつまむと、まるで鼻をつまんだような形になります。こちらも、お盆などで親戚の子どもたちがたくさん来た時のおやつ。ワイワイと騒いでうるさい子どもたちを、おとなしくさせるように自分たちでだんごをこねさせたそうです。近年では、そうしたにぎやかなお盆も少なくなっている気がしますね・・・。 お湯でゆでで、冷水に取ります。自家製の餡子をつけて食べましたが、他にもシロップやずんだ、かぼちゃ餡など、お好みでバリエーションができそうですね。 できあがり。ご汁はコクと甘味があって、夏の体力増進にぴったり。何より小山田家伝来の麦味噌が本当に美味! けの汁は、根菜たっぷり。冬のビタミン不足も補いながら冷えた体を温めてくれそうです。どちらも本当に体に良い、昔の人々が考えた知恵と愛情の食事ですね。 参加した方々は、熟練の主婦のみなさんばかりで、手際良く、あっという間に完成しました。試食の会もにぎやかに、食を通したいろいろな話題に花が咲きました。 また、今回は、普段は一般公開していない宿泊棟の大きなダイニングキッチンを会場にしたので、参加者の方から「お料理合宿がしたいですね!」という素敵なアイデアもでました。 ぜひ、実現させたいですね! 食べ物ってどうして、こんなに幸せな気持ちになるんでしょう。お腹も心も満たされた一日でした。 (T.H.)
by acac-aomori
| 2010-08-23 10:53
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