ツナガルシクミ制作レポート：高嶺格

2010AIR第2段「ツナガルシクミ」展が8月7日（土）にオープンしました。
7月初旬から3名のアーティストが滞在制作した作品展を開催しておりますが、その道のりの一部をここでレポートします。

まずは、高嶺格さん。3名の中では一番最初にレジデンス入り。
近年、国内外にて、さまざまな「家」を制作している高嶺さん。このたびは、森に囲まれたACACならではの樹上の家、高さ4mに位置するツリーハウスの制作に挑みました。高嶺さんのプランは、赤松の木を1本根っこから掘り起こしたものを、建物にまるで浮いているように設置しようというもの。建物を支えている木の存在を明らかにするために、木そのものを支える根っこを見せようというもので、屋根の構造の一部にもなっています。




ひたすら根を掘り続けます。




そしてついに、掘り起こし終了。クレーンで吊り上げ、ツリーハウスの基礎部分にしっかり固定。



スロープもついて、完成間近！の風景。
現在、会期中の10:00－16:00に公開中。実際に中に入っていただくことができます（雨天時はクローズ）。
完成した姿を、ぜひACACの森でご覧ください。