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2010年 02月 12日
現在、ACACでは市所蔵作品展、「色を食む(いろをはむ)」を開催中です。 今回は、青森市に寄贈された平面作品、教育委員会所蔵で旧稽古館コレクションのアイヌ資料および伝統工芸品、そして国際芸術センター青森のアーティスト・イン・レジデンスにて滞在制作され、残されていった作品を「色」と「模様」を切り口に一緒に展示しています。 ここでは民具は、歴史資料としてみているのではなく、人間の創作衝動あるいは芸術制作の根本的な形示すものとしてみています。 芸術作品に表れた色と民具にあらわれた色や形には共通するものもあります。それは色彩がもたらす反応や感覚が理論を越えた身体的な感覚でもあるからかもしれません。 今回の見所は、やっぱり、旧稽古館の見事な民具コレクションでしょう。 アイヌの衣服です。状態もよいですが、その色彩感覚、刺繍の見事さ。 そこには単なるデザイン以上の民族の叡智が込められています。 菱前です。 前掛けの中央につけられたこれらは、農作業の時にはつかわれず、外出時に着用されたそうです。 制約された生活の中、美しい色と形を生み出した、女たちの思いがこぼれるようです。 花ござです。北欧デザインのようです。 裂織コタツがけです。 赤は火除けのまじないの色だったそうです。同じ南部でも猟師さん、大工さんで色がことなります。 大工さんのコタツがけは吹流しの色だそうです。 一つ一つの縫い目の細かさ、布の組み合わせ。これが家庭の中で、無名の作者によって作られ、日常的に使われ、受け継がれてきたことを思うと、感慨深いものがあります。 郷土作家の絵画も素敵です。 阿部合成です。一瞬なにが書かれているのかわからないほど抽象化されていますが、ねぶたの海上運航です。タイトルをしると、急にその時期の闇夜の風、湿気、かすかな音、終わり行く夏のせつなさが一気によみがえってくるようです。 2月28日まで開催しています。 この機会に、ぜひぜひ本物をご覧にいらしてください。 こんどー
by acac-aomori
| 2010-02-12 14:58
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