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2010年 01月 11日
1月9日、10日の2日間で2010年最初のワークショップとなる銅版画&豆本制作『小さな空間』を実施しました。講師は弘前市在住の版画家の関典子さん。関さんは弘前大学を卒業後、マイペースに、でも着実に制作を続けている注目の若手のアーティストです。彼女の制作した豆本がとても素敵だったので、是非これを色んな方に作っていただきたいなと思い今回のワークショップに至りました。
ワークショップでは1日目にエッチングによる版の制作と刷りを、そして2日目に豆本づくりをしました。5cm角の小さな版に「初夢」というテーマでそれぞれが版画を制作し、講師の関さんがタイトルを、アシスタントの弘前大生の斎藤さんが日付の版画を作り、参加者全員の版画をまとめた豆本を一人1冊ずつつくります。一人1冊制作するので、全員が人数分の版画を刷らなければならず、10回以上インクを詰めて刷るのはなかなか大変な作業でした。 エッチングは銅板の表面の塗膜をニードルなどで削りながら絵を描き、それを腐食させて版を完成させます。ちょっと写真の現像に似たところもあり、基本的に化学反応を利用しています。 銅版画について詳しくはこちらをご参照ください。 それでは2日間のワークショップの様子を写真とともにご覧ください。 ![]() ↑関さんによるちょっとしたデモンストレーションとエッチング講習。 ![]() ↑版にニードルで原画を描いていきます。 ![]() ↑腐食させます。見本を見ながら腐食時間を決定します。 ![]() ↑腐食させた版は洗って、次はインク詰め。 ![]() ↑プレス機で印刷。1枚に2名分刷ります。 ![]() ↑刷り終わった版画は水貼りして一晩かけた乾かします。 ここで1日目の作業は終了。翌日はこれを用いて豆本制作です。 ![]() ![]() ↑それぞれの紙を蛇腹状につなげていきます。紙ののりしろ部分をカッターで削ったり、紙のサイズをきれいに整えたりと、簡単に見えてなかなか難しい作業が続きます。 ![]() ↑紙を直角に切るのが意外と難しいのですが、それを失敗すると豆本がきれいにつながらないので、みんな慎重にカット&接着しています。 ![]() ↑ボール紙に和紙を貼付けて表紙と裏表紙を作ります。 ![]() ↑表紙には各自が作った銅板を埋め込みます。 ![]() ↑出来上がった豆本にそれぞれタイトルと名前のサインを入れて完成です。 ![]() ↑こんな感じに版画の左側にタイトルページが来ます。 ![]() ![]() ↑ついにかわいい豆本が完成!皆様ご苦労様でした。 来週は現在青森県立美術館の現代美術展「ラブラブショー」にも参加している奥村雄樹さんによるワークショップ&レクチャー、そして展覧会を実施します。
by acac-aomori
| 2010-01-11 13:49
| 2010芸術講座『空間知覚』
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